んー、久しぶりにマーケットの話になりますが、昨日の夜もニューヨークのダウは1000ドル近く上がったようです。日経平均も上がっています。
正直、なんでだろう?とここ最近ずっと思っています。
色々なデーターや統計が出ていますけれど、全体的に見れば悪くなっている。これは誰でもわかる。しかし、それも予測の範囲内とマーケットが認識していて、帰って予測よりも「悪くないじゃん。」と言う織り込み済みの内容で逆に買いに走っている。
先日これからアメリカ景気も悪くなると発表があったのに、そんな事お構いなしに上がっている。
これは日本も同じで、レナウンが倒産した。東証1部で倒産て何十年ぶりって話になったけれど、もとをただせば元々中国の親会社に頼っていた経営状態の悪い会社だった。そういう意味ではいつ潰れてもおかしくない会社だったのかもしれない。それもマーケットは織り込み済み。
市場には小さなインパクトでしかなく、株価は上昇している。
金や銀、プラチナの価格も伸びている。世界中の国々が国民にお金をばらまいている。紙きれをお金に換えて根拠のない価値を作り出している。これではお金の価値は下がるから、お金以外のものに振り替えないと今ある価値を維持できなくなる。お金持ちと貧乏人との乖離が更に大きくなる。
前から市場の経済と現実の経済が大きく異なっているという話は出ていたが、さらにそれが大きくなっていくような気がしてならない。
コロナで投資バブルが弾けたように見えて、またバブルが始まっているような気がするんだよね。
ただねぇ、昨日駅前の銀行に行ってきたんだけれど、お金の引き落として平日の午前中でありながらかなりの人がいたんですよ。みんな引き出しとか、預金の解約とかだったと思うけれど、貯金を切り崩しているんですよね。そんな中で、株に投資ってできるものなのかな?皆さん凄い余裕だよね。金銭的に。街中を少し歩いたけれど、飲食店はすべて張り紙がかかって営業していないし、靴屋や洋服や、健康食品店やら自粛要請で協力金がもらえないような店舗まで店を閉めている現状。仮に緊急事態宣言が解除されたとして、一体どんだけの売り上げが見込めるんだろう。
リストラ、給与の減額、残業代のカット、ボーナスの減額、すべての企業が今まで通りの収入を得られる保証はどこにもなく、今あるお金を節約したりしながら様子を見るのが普通の対応だと思う。そうであるなら、今、贅沢なんてできないよね。
いゃー、世の中には結構お金持ちの人って周りにたくさんいるものなんだなぁーと感心してしまう。羨ましい限りだ。