私は数年前、都内の製造業の会社の総務として働いたいましたが、昨日突然、その会社の元同僚からメールがありました。
彼は配送関連の部署にまだ居るのですが、「2週間前から営業のOOさんが会社に突然来なくなって
鬱に成ったみたいなんです。それで会社は大変なことになっています。」
との話がありました。
基本、私はその会社に対して三行半を突きつけて結果的には会社都合退社したわけなのですが、要はその会社「かなりブラックな会社だったわけです。」
特に営業部は最悪で、低賃金、パワハラ、サービス残業、休日接待による無料奉仕などすさまじいものでした。
私は、衛生管理者でもありましたので、「このままではいろいろと問題になるから法令を遵守した全うな経営をしろ!」と経営者に進言していたのですが、経営者がいい加減である意味バカだったため、労基署への各種法令違反の報告をチラつかせながら駆け引きしつつ会社都合退社をもぎ取った。と言うのが実際のところです。
つまり、ダメな会社だとわかったので早めに見切りをつけたということです。
しかし、世の中には家庭の事情などいろいろなことがあってそんなブラックな会社であっても残る人も居ます。いや、実際にここを出たら他に行くことがないような人とでもいうべきか?
毎日毎日単純な作業をボーっとやって、キャリアアップを考えるでもなく毎日を過ごしている人が多いですね。
今回鬱になったのは、30そこいらの人で、結婚してまもなく子供もまだ2歳位だったと思います。
茨城から毎日都内まで1時間以上掛けて通い、接待ゴルフだと上司に言われ無理やりゴルフセットを買わされたり、子供が小さいのに日曜日は接待ゴルフにつき合わされ、いくら残業しても残業手当はもらえず。いったい、この人は何を考えていたんでしょう。
まだ若いんだから、こんな会社にしがみついていないで辞めて他に行けばいいのにと思っていたのですが、結果はこんな結果です。
ここまで来ると、会社の経営者が悪いのもわかるのですが、残った本人も悪いんじゃないかと感じてしまいます。自業自得。
大人になってからの鬱病はそう簡単には直らないでしょう。奥さん居て子供も小さいのに大丈夫なのかなぁと感じます。
とりあえず、私なりに連絡をくれた元同僚には病院に行くこと、診断書をもらうこと、労災認定してもらうこと。休業補償の手続きをすること。弁護士に相談して会社を訴えること。などを進言しておきました。
たぶんこのブラック会社は社員を解雇して使い捨てにする気がしてなりません。
こんな会社に人生ささげる前にさっさと肢抜けした自分は正解だったなぁと感じました。
おかしいと思ったら、体や心を壊す前にさっさと肢抜けするのが肝心です。
新入社員の時期になりますけれど、自分に合わないと感じたらさっさと次に移ることも大事です。我慢する必要なんてありません。健康が第一です。