ここでも何度もご紹介している職業訓練学校の夜間クラス、東京都キャリアアップ講習の話になるのですが、ここで講師をされている方々は現場でたたき上げの実務家が特別講師という形で教鞭を振るわれている方が多いと思います。
私の経験上、その先生方はとても面倒見がよく、自分の持っている知識や経験をふんだんに伝授し、行員の育成に努めている人徳者が多い。
技術系のクラスの場合、一つの講座でも、先生は２人３人いることが多く、ホントはいいのか悪いのか分からないけれど、先生と仲良くなると講義終了後に名刺交換したりとかで交流が生まれたりする。
まー師匠と弟子のような関係に発展したり、仕事上でお世話になったり人それぞれではある。

そんな中、先日、とある講師だった先生に仕事の件でご連絡を取り、主任講師の○○先生お元気ですか?というお話をしたら、昨年突然お体を崩されて他界されてしまったというお話を耳にしビックリした。
とても面白い授業で、私はその先生のおかげで資格も取得できたのだが、今思うと、元気そうだったけれど最後の力を振り絞って教壇に立たれていたのかなって思った。
決して高くはない講師料、殆どボランティアに近いだろうに。

でも、そんな場所で我々は格安で学ぶ機会を得られそれが今、現実に自分の役に立っている。
時期的には、私は亡くなった先生の最後の弟子になったわけだ。
ひととのめぐりあわせというのは解らないものだ。
しかし、これも素敵な出会いだった。

亡くなった先生のご冥福をお祈りしたい。
そして、ありがとうございました。