ここのところ、世界の株価が乱高下しています。
中国のアメリカの貿易戦争と中東情勢の影響であることは確かでしょう。
じりじりと日本の株価は全体的に見て下がっています。
また世界規模の不況の始まりでしょうか?
そんな中、日本と中国の外交交渉が始まりました。
率直に言って、私の感想では、やめたほうがいいんじゃないの?
と言う感じですね。
と言うか、今回のスワップ協議もそうなんですが、われわれ一般人には何のメリットも無いのです。結局のところ、日系の大手企業が中国で傾いたときの救済処置と言っていい。
そこで使われるお金は当然税金なのです。
最悪な話、わざわざ中国のためにまたバカみたいな血税をどぶに捨てるようなものです。
日本の経済界はそんなことを後押ししているわけですね。
日本の大手は自分たちのことしか考えていません。国と経済は違うといいますが、会社が利益を得ても労働者に還元しない世の中です。内部留保率を高くして労働者の環境が変わっていないのがいい例で、ごく一部の役員程度がうまみを吸い取っているわけですから、ちょっとずれている。
また基本的に中国は信用が出来ない、バブル期に中国にわたった企業が次々と撤退していく現状をどう見ているのかなと感じます。現地の労働賃金は昔ほど安くは無くむしろ高い、だから生産拠点を中国からタイ、ベトナム等の南アジアに生産拠点を移している。
更にいけないのは、中国は合弁事業なので一度作ったら潰せない、撤退するにも今までの知的財産や技術はそのまま中国に残さなければいけないわけでそもそも論が不公平なのです。
確かに、世界がみんな調和の取れた世界なら一路一体の経済圏は大いに魅力で、日本から朝鮮半島にトンネルを作っヨーロッパ、果てはイギリスまで新幹線でいけるようになればそりゃー凄い経済圏です。しかしね、平和なんてものは空想に過ぎず、国家が複数存在すれば自分の国益を考えのが世の常です。
この先頭打ちの自動車業界は特に最後の市場を中国と定めていますけれどそれもそのうち枯渇するのは見え見栄で、それでも中国に投資する世界のトヨタさんもちょっとどうなんだろう?と感じている次第です。
トヨタさんの経営方針なりは尊敬に値するのですが、ここに来て私は疑問を感じます。
まー、トランプさんになって世界は大きくうねりを上げたわけですが、でも、日本はアメリカなしには生きていけない国であることは間違いなく、下手に調子に乗って中国を相手にしていると大きなしっぺ返しが来るんじゃないかと心配ですね。
戦前じゃ有るまいし、日本は大国を両てんびんに掛けれるほどの外交力も無ければ独立国でもありません、あくまで日本てアメリカの属国であり、自治区のような国なのですから。
逆に、もしもこの一時的な外交交渉がアメリカに対する見せ掛けのフェイクであり、中国に期待させといて破綻と言うシナリオなら結構面白いなと感じますし、そうであって欲しいものです。
私はドルを買っても元を買うことは絶対に無いですね。