今日はアパートオーナーの立場から気がついことお話できればと思います。
以前にも触れましたが、うちにはボロアパートがありましてそれ両親が賃貸しています。
駅から遠いこともあり又もう20年もゆうに越える品物のためなかなか入居まで時間が掛かります。
当然不動産屋さんに募集を依頼していますが、退去者が出ればリフォームをしなければなりません。
で、日ごろの資格や技術を活かして自分ちの物件の内装を自分で出来るところはやり、外注になる部分を減少させ発生コストを削減して新たな入居者を探すことをしています。
とこぞやのお金持ちと違い、全部外注で。なんてことは経営上、運営上できないのです。
不動産は持っているだけでリスクがあります、人が入ろうが入らなかろうが、建物が存在すれば
土地と建物の固定資産税はかかるわけです。
都内の一等地ならいざ知らず東京のこんな
田舎の辺鄙な町ではそうそう賃料は上げられませんし人気も有りません。
ただ、腐っても東京と言うことはありますが。。。
で話を本題に、丁度今月に入居者が退去したのでリフォームと言うことになりました。
その物件は4年前に不動産屋(物件管理部門含む)にやらせずにリノベーション(大規模工事)
を別の知人の大工さんに依頼して格安で間取りを変更して住める状態までして頂きました。
今回その物件が退去されたので、元に戻り不動産屋の内装屋さんに壁紙の交換を依頼し見積もりを出してもらったのです。
すると。壁紙平米単価OOO円となっていました。
一方、大工さんに壁紙を交換してもらったときは同じ材質で1150円となっていました。
一見して頂くとわかると思いますが、不動産屋は3桁で大工さんは4桁です。
つまり大工さんの業者は高かったということになりますし、自分も前々から不動産屋のほうが
絶対安いと思っていました。
ところがです、これはフェイク(だまし)なことに気がつきました。
大事なのは壁紙の平米数であり使用する材料のメートルなのです。
壁紙と言うのはだいたい90センチ(半軒)の幅になっており見積もりは平米単価やメートル
単価で出てくるのですが、大事なのは結局どれだけ材料を使うかが請求額に関わるわけです。
で、今回はメートル数で比較してみるとビックリ、大工さん80メートルに対して不動産屋のほうは100メートル近くになっていました。
壁紙は柄の問題もありぴったりには行きませんので調整するためにロスが出るのは当たり前で
多めに請求することはわかっていますが、そうであったとしてもこの不動産屋の計算はいい加減。
トータルコストで考えても大工さんの方が単価1150円でも全体で見れば安かった。と言うことが解りました。
世のオーナーさんたちに言いたいのは、壁紙は平米単価なりメートル単価にだまされるな。
と言いたいです。大事なのは使用する材料の量と総合価格であるということを忘れてはいけません。
単価単位で決めてしまうと結局変なところで吹っかけて値段が高くなることが有りますのでご注意ください。