直前期なので行政書士試験についてのお話を少しできればと思います。
いよいよ今週日曜日に迫った行政書士試験ですが、ここ近年はどんな試験もそうなんですが、受験者数が減少の一途をたどっています。
簡単に言えば、少子高齢化の問題で若い人口が減っているから、当たり前のことですね。
これから仕事を開始して仕事を行うわけですから基本的には若いこれから働く人が受験するのが一般的です。それに、士業の仕事は試験に受からなければそもそも出来ない独占業務でもありますので、だったら頭の柔らかいうちに取るのがセオリーと呼べるでしょう。
しかし、今年について言うと受験申込者は前年度よりも1000人ちょっと増えたんだとか。
いつもだとある程度減るはずだったわけなので実質的には2000人くらい予定よりも増加したといえるかもしれません。
これはいろいろな要因があると思います。
私が思う要因としては、まず
1.私のような年代の人の将来に対する不安
すなわち、セカンドキャリアとしての意味合い。
定年退職なり、雇われ人からの脱却、ないしは副業としてのキャリア
結構この年代の受験者数は増えている感じです。
2.司法試験ロースクールの司法試験合格者の低下
簡単に言えばロースクール受験生の滑り止め
3.民法改正前の駆け込み需要
なんかが要因かな?なんて思っています。
そんな背景を推測すると、多分今年の試験は難しくなるんじゃないかなと思うんですよね。
一昨年の試験は合格率がかなり高く、去年は1問没問題があって自動的に4点ポイント加算があり12パーセントまで上がりました。
これが無ければ11パーセントから10パーセント台まで下がったと思っています。
つまり、予定よりも多く合格者を出してしまった感があります。
そんなこともあり、今年は厳しい試験になると私は予想します。
そこで、結局最終的にいえることは、どんなに難しい問題が出ても焦らないことです。
みんな出来ないと思って開き直ること、切れる足を確実に切っていくこと。
後は常識的な感覚で判断していくしかありません。
昨年一般教養で聴いたことも無い話が多々出てきましたが、あわてずに、冷静に判断していけば何気に当たっているんですよね。今までがんばっき来て、それなりに模試等で手ごたえを掴んできている方なら、本試験だからと言って恐れることはありません。
素直に受けて素直に返ってくれば、結果的に合格している。
そんなものだと思います。