今日は、今回合格できたビジネス実務法務検定2級の受験対策について触れていきたいと思います。
幸い、私は1ヶ月の準備で合格することが出来ましたが、正直な話、全く法律系資格等を学んだことの無い方は1ヶ月で合格することはかなり不可能に近いのではないかと思うのが正直なところです。
そもそも、試験は10のセンテンスに分かれており各4問の全40問、最初の1-5のセンテンスは1問3点で、6-10のセンテンスは1問2点の計100点満点で、70点で合格です。
全体的に見ると、出題傾向、範囲はビジネス法務、すなわち会社を運営する上で関わりのありそうな法律がたくさん出ているため、範囲と言うもので考えるととてつもなく範囲が広いです。
つまり、全ての範囲を全部やるなんてことはまず不可能だと思います。
故に、大事な根幹の部分と枝の部分を分けて考えることが必要でしょう。
すると、大まかに言って、民法と商法の知識が幹の部分で、その考え方なりが基盤となるというのが本道です。確かに、商標、著作権、労働法など細かい範囲からの出題もありますが、こちらはある意味枝の部分で、其処に突っ込みすぎ時間をかけてもあまり受験対策上効果はありません。
大事な部分、いわゆる触りと言うか、原則的な部分を覚えておけば、問題も比較的難易度の低い問題が出てきますので其処を確実に取る。また、難しい問題が出てきたらそれは捨て問題だ。と割り切ることが必要です。
100点取らなきゃ受からない試験ではなく、70点取れば絶対に受かる試験であることを忘れてはいけません。
もしそんな時間が有るのなら、しっかり民法や商法に取り組むべきだと考えます。
また、2級は商工会議所もコメントしていますが3級の延長線上にあるものですので、2級の問題に3級の問題が出ても文句は言えないことになっています。つまりは基本は大事と言うことですから、法律系資格や法律の勉強をしたことのない方はいきなり2級と言うよりは3級から順にステップあっしていくとよいかと思います。
基本、簿記試験同様、3級と2級を併願受験することも可能ですからその点をうまく利用して勉強の計画を取ることも可能だと思います。
因みにですが、私はビジネス実務法務検定3級をと取ってから20年くらい間が空きましたが、過去問をといていく中で特に勉強しなくても点が取れてしまったセンテンスがありました。別に頭がいいとかそういうことではなく、日々の経験則で問題の肢がある程度切れてしまったのです。
たとえば、私は中小企業の総務だとか人事だとかにいる・いたわけですが、そういう部署に居ると実務の仕事としてやっていることっていろいろとありまして、労働問題とか債権回収とか請負の問題とかいろいろと会社を運営していれば出てくる問題にぶち当たっているわけなのです。
ですから特に受験勉強をしていて取っ付きにくかった。と言うものは余りありませんでした。
確かに著作権とか知的財産とかは訳解りませんでしたけれど、それもそういったものに関係する会社に居なかったから知らなかったわけで、そういう部分は割り切って対策を練るのが肝心です。
一度全体を素面でといてみて、勉強しなくてもある程度取れる分野がどこなのか?全く解らない分野はどこなのか?を線引きし、其れが今現在で何点ぐらい取れるのか?難点足りないのか。
其れが解ったら、出来ない、知らない分野の中でどこ分野がとっつきやすいか?興味が持てるか?
の順番を振り、優先順位を決めてじっくり過去問対策をする。
と言う戦略を練っていけば合格は近づいてくると思います。