最近ふと国内旅行をしたくなった。
若かりし時、私はよく18切符を使って日本全国を旅して回っていました。
仙台を基点にして東北を回ったり、四国の徳島を基点に四国を回ったり、瀬戸内海が大好きになって中国地方はホントに良く行きましたね。
出雲大社、鳥取砂丘、そのまま北上して天橋立まで行ってみたりそれはそれは楽しい思い出でした。
当時、20年前はまだまだ夜行の快速電車があり、(いわゆるムーンライト)で、ムーンライトながら、
ムーンライト越後、ムーンライト高知、ムーンライト松山、ムーンライト九州、ホントにJRさんにはお世話になったものです。
で、今度また四国に行くことになりとりあえず行きは飛行機を手配したわけですが、帰りはどうやって帰ろうかなということになりました。
今回は数年ぶりの関西圏という事もあり、そのまま瀬戸内海を渡って大阪、神戸の友達と会うことになっています。
帰りは関西空港から飛行機なり大阪から新幹線で帰る。と言うのもあるのですが、この年にしてまた18切符とムーンライトながらの夜間快速電車が懐かしくなった。と言うわけです。
で、とりあえず丁度春休みシーズンという事もあり調べてみると。。。
愕然としてしまいました。
本数が全然無いのです。
昔なら春休みシーズンは毎日運行していたはずのムーンライトながらが2週間そこいらしか便が無いのです。え、えーーーー!!まじか?
とビックリたまげてしまいました。
時代の終焉とまでは言いませんけれど、変わったなーと感じ入りました。
確かに、私が18切符で全国を回りだした時、大学の先輩たちはもっと凄くて昔は18切符を使って北海道まで行っていたという話をしていたのです。
つまり、年々18切符の活動領域が少なくなっていったということなんですよね。
当時はお金の無い貧乏学生だったけれど、日本のいろいろな所に18切符で旅して、ご飯食べてたら隣で飲み食いしているサラリーマンのおっちゃんに声を掛けられ、意気投合して食事代おごってもらったり、お酒をくれたり、お土産のおばちゃんは賞味期限間際のちくわをこれ食べな。とくれたり。いろんな人にお世話になりながらいろんなものを見させてもらったものです。
まさに旅は道ずれ世は情け。の世界でしたね。
そう考えると、今の時代はホントにかわいそうだなと感じます。
昔はそうやって世の中を渡り歩いて人の優しさとか厳しさとかいろんなものを外で吸収できたんですよね。それに今ほど変な人が居なくて治安も良かったと思います。
なんか寂しい現実を感じて成りませんでした。