改めまして、今年行政書士試験を合格された皆さんおめでとうございます。
今日は、去年の私が見た合格者の皆さんの行動パターンと注意点についてお話ししたいと思います。
まず、東京の方々。
現在東京会のホームページで登録説明会の参加募集が行われています。
ちょっと登録に興味のある方は参加して、登録するにはどうしたらいいかと言うのを聞きに行くのもいいと思います。現に私は聞きに行きました。午前と午後の部に分かれていて私は午後の部に参加しました。
後、合格すると各予備校で合格祝賀会なるものが有ります。
私は確かレックと伊藤塾の公開模試を受けたのでその系列でお誘いの通知が来ました。
しかし、いずれの専門学校もアンケートだのなんだのとタダで飲み会させてはくれません。
ビデオ撮影にも付き合わなければならないので私はバカらしくて参加しませんでした。
それに、元々独学勉強だったのでクラスメートとか知り合いもいません。だいたいそういうところってクラスメートで固まる習性があるので無理していくこともないんじゃないかと思います。
人によっては、合格したら付き合いが大事なんて人もいますが、それはその人によりますね。
だって、そもそも合格したからと言ってその人が行政書士として開業するとは限らないし、自分も登録するとは限らないわけです。ただの飲み会。その程度ととらえてもいいんじゃないかと。
先にお話しした登録説明会までくる人なら本気で登録を考えていますから、そこであった人はもしかしたらあなたにとってよき友人となる確率は高くなると思います。
でも最終的には、登録したら個人事業。すべて自分で判断して自分で行動です。友達感覚、遊び感覚で一緒に事業をやるわけではないのですから、変な人とつるんでしまうとその方が後々デメリットになる可能性もあるとおもいます。
ひよこ狩りには気負付けろ。人の集まるところには大概ひよこ狩りが居ます。ひよことは皆さんのことです。何も知らないのをいいことにいろんな誘惑やらなんやらやって来ます。
経営セミナーだとか、実務養成講座の案内とか、まーホントに色々と有りますよ。
登録説明会で知り合った方が詐欺まがいのセミナーに行った話も聞きました。
自分でホントに必要だと思うものに参加するのはイイですが、とりあえず受けてみるかでやってみると実は内容の薄いものだったり、書士会に入って研修を受ければ得られた知識や資料だったりなんてこともあったりします。余計なお金をわざわざ払う必要なんてないです。
次に、合格してからの行動パターン
1.登録する
2登録しないでいつもの生活に戻る
3.いつもの生活に戻るが、再び資格試験の勉強をする
司法書士とか社会保険労務士へ行く人は多い気がする。
まーそんな感じですかね。
特に3じゃないですけれど、こういう合格祝賀会に行くと向こうも商売だから上級資格の営業が半端ないようです。(笑)確かにわかるよ、こんな私でも行政書士で開業したらこの資格だけで食っていけるのかな?って思います。それならもう少し頑張って社労士とか司法書士の資格あれば仕事しやすいんじゃないだろうか?なんて感じますよ。
お金と時間がたくさんあったら多分やるだろうな。
でも、どんなに資格持ちになっても資格を持っているから食っていけるとは限らない時代です。
確かに1発合格者がいるとかそんな話を聞けば自分もそうなると思いたくなる。でも実際は違っていて相当な時間の消費とお金がかかかります。
今まで行政書士試験でどれだけの時間とお金をかけてきましたか?行政書士のレベルは士業界では底辺です。10%を超える合格率の士業は他にはありません。全体から見ればかなり簡単な試験なのです。私はちょっと無理だろうなと思っているので多分これ以上の資格は取らないかな?
もし習い事するなら、英語とか勉強したいなぁとちょっと感じている今日この頃です。
最後に、変な肩書が欲しくなる。
行政書士と言う資格だけではインパクトが少ないということで、他に肩書を付けたいと思う方がそこそこいます。私の場合はいろんな細かい資格が多いので特に気にしたことは無いのですが、中にはそのことにコンプレックスのようなものをお持ちで、お金を払えば肩書がもらえるような協会なりに加入してその会員であるみたいなことを名刺に書く方もいます。
そんなことまでして肩書付けたいなら世の中には簡単なガテン系の国家資格もあるのだから、それでも取って名刺に書けばいいんじゃないのかな?なんて私は思います。
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