今日は大昔、学生時代に取った宅地建物取引主任者についてご紹介したいと思います。
私のとったのは20年ほど前の話で当時はまだ主任者で最近は士業の仲間入りをしました。
この資格はかなりメジャー資格で、若ければ金融機関や不動産業界などに入るのにかなり優遇されます。
もっていて損はないですが、当時もやはり15%ほどの合格率でした。
しかも、今のように不動産業界の講習を受けた者の科目免除の点数優遇制度(下駄を履かせる)はなかったため、今の一般受験生の合格は当時よりも遥かに難化しています。
したがって1年ぐらいを目明日にした対策と勉強が必要になっています。
実際、私も大学を卒業してからしばらく大手系列の不動産会社に在籍していました。
賃貸系の会社で契約関係などをしていた経験があります。(営業がメインではない)
基本、この資格がないとお客さんと契約が出来ないので其の部分に関しては社内での独占業務であり、会社は5人に1人はこの資格保有者を雇わなければ成りません。
因みに、海外ではこんなことは許されず、不動産関連業務をする人はみな有資格でなければなりません。(ここの差が働き始めてから感じる問題点)
こんな私も、今は不動産業界には居ませんが今でも求人サイト等から常にオファーは来ています。(不動産業界で働く問題点についてはまた後ほど記載したいと思います。)
現在は不動産業界には居ませんので、「じゃー役に立っていないのか?」と言うと全くそれは違います。
会社であれば場所を借りたり、自社物件をもっていたり必ず事業をする場所と言うものが存在します。また、社員を住ませるための社宅や工場、駐車場なども必要ですね。
そんなときに、総務として不動産のことを知っていると結構役に立つのです。
また、社員の中には家を買う人などが出てきたりして、住宅ローンのことなど質問してくる人も居ます。そんなときにいろいろと説明できることはやはり仕事として大事なんですね。
ですから、必ずしも資格を全面的に生かすことはありませんが、いまの仕事や生活の中でとても役に立っていると思います。
そして、この資格はいろんな資格に関連して行っていることも確かです。
私はいままでいろいろな資格についてご説明してきましたが、「全ての資格が全て0スタートか?
」というとそうでもないのです。
宅建の勉強はFPの受験科目に繋がり、3級、2級資格取得の足がかりになりました。
次の機会にお話しする管理業務主任者なんかもそうです。
電気工事士から消防設備士の資格取得の際の優遇処置なんかもありますね。
資格や知識を広げていく場合、まず核となるものをキープすると次の展開が広がっていきます。
そういう意味で、宅建はお勧めな資格のひとつだと思います。
受験対策については次回に