では、今日は前回に引き続き宅建試験の受験対策についてお話できればと思います。
まず、私は大学時代に受験したわけで、サラリーマン時代に取得したわけではないので同じようにお話しすることは出来ないかもしれませんが其の点はご了承ください。
でも、勉強方法自体はに関しては働きながらでも出来ることかあるかと思いますので、其の点一つの考え方、方法と言うようにご理解いただければありがたいなと思います。
私が受験を開始したのは試験前年の12月ごろです。
試験は毎年10月に開催されるので約10ヶ月くらいで合格と言うイメージを作りました。
学生は社会人と違って時間が有るとおっしゃる方が居ますが、確かに時間はあります。
でも、正直な話、大学の講義にちゃんと出て講義を受けていり、多少のサークル活動なんかしていたらサラリーマン並みの時間を拘束されているのと同じです。年に2回は中間試験と期末試験がありその期間は全く他の事をする余裕などありません。
社員で言うところの決算や納期みたいなものと同じでしょう。
ただ唯一の利点は1ヶ月にわたる夏休みです。会社員なら1週間がいいところですね。学生の場合この時間をいかに利用するで大きく変わってくると思います。
私は平成7年に受験しましたが当時合格点は27.8点の低い年で私の自己採点結果は35点でした。
思うに、私の場合、実際には5.6ヶ月ほどで合格レベルには到達していたと思っています。
そういう意味もあり、働きながらサラリーマンの場合は準備期間に半年から1年を目明日にすべきと考えています。
では、どんな勉強方法をしたのか?
と言うと、私は前年12月にLECの宅建基礎講座を申し込みそれをペースメーカーにしました。
当時の講座は民法・宅建業法・法令上の制限の3科目が大体3ヶ月スパンでローテーションが組まれており、入校時期に合わせて1クールから3クールまであったのです。
今の時代のように、ウェブ講義を何度も受講と言うものではなかったので、殆どが生クラスでした。
私の場合は1クールはの3ヶ月はただ単に通って講義を聞いていたような感じでした。法律資格が初めてだったため何がなんだかわからなかったのです。しかし、講師の講義を聞いていくと面白いもので理解しやすくなります。
例であげるなら、現実的な事例を踏まえてわかりやすく話しているので一つの物語を聞いている。そんな印象です。
もちろん、わからないことがあれば講義の後に直接質問できるというのも大きなメリットです。
2クール目に突入したときは一度1クールで聞いたことをもう一回繰り返すので「なんとなく覚えてる。」と言う部分が当然出てきます。その積み重ねをして知識の定着に当てます。
3クール目に突入したときには講義で半分だけ耳を傾けて、講義を聴きながらサブノートを作っていました。
また当時はクールによって担当講師が変わっていたというのも魅力の一つです。講師も人ですから個性があります。説明のしかたも事例の表し方も多少違います。それが有る意味新鮮で、前の講師では理解できなかったことが、別の講師に代わって説明を受けると、「何だ、そういうことだったのか?」と成ることもあるのです。
早めに申し込めばそれだけ何回も同じものを受講できるわけですから、知識の定着を図るには早め早めの対策が結果的には大きな利点に変わります。
特に法律科目試験の初心者の方で早期合格を目指すなら間違いなく、独学よりも専門系学校の受講をお勧めしたいというのが私の本音です。