では、今日はスケジューリングについてお話したいと思います。
宅建の試験には学校に通うといろんな方々がいらっしゃいます。
私は当時大学生でしたが、学生は殆ど居ませんでした。
年齢層はホントに男女問わず若いOLの方から年配のおじいちゃん、おばあちゃんまでさまざまです。
当時は学生だったためいろいろな方々に可愛がられ、授業の休憩時間にお菓子をもらったりしましたね。若いというのはそれだけで得なんだと感じました。
いろいろな方々がいらっしゃった学校なのですが、受けてる方々はとても必死でした。
特に若い世代の方々は、不動産系や金融業界の方々はそもそも持っていなければその仕事は出来ないわけで、一回で合格することを念頭にやられています。
つまり、どんなに本試験で失敗しても確実に35点をとる能力を得たいと思ってやられていました。
基本的にな流れとしては
初学者の場合は
基礎講座⇒科目別答案練習⇒公開模試⇒本試験と言う形のサイクルです。
しかし、試験はみな初学者だけではありません。
昨年落ちた方向けの方の講座も存在し、公開模試当たりで合流し本試験と言う流れになります。
中上級講座⇒公開模試⇒本試験
宅建の試験は基本絶対評価ではないため、35点とっても落ちるときがあります。
年間合格者の数が決まっている、合格率15%前後の縛りがあるというわけです。
つまり、絶対合格したいなら中上級レベルの知識も必要であり経験者と対峙して勝つことが必要と言うことです。
私が行ったのは、大学が休みに成る7月下旬の時点で基礎講座を完成させ中上級の問題、特に民法を勉強していました。そして、直前公開模試あたりになったときに過去問にもどるという作戦を取りました。(大学の夏休みを有効に使った結果です。仕事をしているかただとかなりそれは難しいと思います。それをカバーするにはやはり早めの受験勉強しかないのです。ただ、結果論を申し上げれば、ここまでしなくても合格最低点前後で合格することは可能かもしれません。合格点27点のところ35点とったわけですから、この部分はその7点分の上澄み効果とも捕らえることができます。)
基礎講座⇒過去問⇒科目別答案練習・実力養成問題集(同時進行)⇒公開模試⇒本試験
と言う具合です。
公開模試は基本的に難易度が高い本試験レベルよりも気持ち難しいぐらいの設定に成っていると思います。このとき、ある程度合格推定が出ていないと精神的にとても不安になります。
とくに、基礎から上がってきた人は得点が上がらずガッカリします。「今まで勉強してきたのはなんだったんだ。やっぱダメなのか?」と言う具合です。
メンタル弱い人には負の連鎖が始まります。
また面白いもので難しい問題ばかりやっていると足元をすくわれて失敗することも有ります。やはり最終的には過去問なんだと私は思います。
過去問⇒実力養成⇒過去問⇒本試験
2ヶ月 1.5ヶ月 1ヶ月
これ逆算すると
本試験は10月なので7月までに基礎講座を2回受けさらに過去問も2回は回しておく
それが終わったら、三回目の基礎講義を聞き流しつつ民法の実力養成問題を回し9月までに
終わらせる。そして最後の1ヶ月は過去門と、公開模試の間違えたところを確認して本試験に
望む。このぐらいのペースでスケジュールを組むと良いと思います。
もちろん、働きながらだと時間の確保が大変です。
細かいスケジューリングはせずに余裕を持って時間設定をし、進歩状況を確かめながら勉強し続けることが大切だと思います。
早い人は3ヶ月で受かるなんていう人もいらっしゃいますが、普通半年以上かかる資格試験です。短期決戦型資格ではありませんので、長期的戦略をもって1回で確実に受かるためのスケジューリングと折れない気持ちを持つことが大事だと思います。