今回の資格はあまり一般向けではないのですが、建設業界に関しては多少意味があるかもしれない資格になります。
実際のところ、私は転職活動でこの資格の恩恵は受けたことはありません。
ただ、ないよりは有ったほうがいいのが資格です。
取れるときに取る。楽して取る。が鉄則です。
そして、ついで気分で日商簿記2級試験後に受けたのが建設経理士2級でした。
因みに日商簿記2級試験後、建設経理士試験までの準備期間は僅か2週間ほどでした。
一番きつかったのは、当の本人はメインの日商簿記試験を失敗したと思っていたためです。
気持ちの立て直しとやる気をもたせることが大変でした。
資格のメリット
建設業経理士は建築業界の経理の際に役立つ資格です。
建設業界の簿記は工業簿記に似ているのですが若干勘定科目とか処理の方法に違いがあります。
さらに、建設経理士の2級以上になると雇った建築会社自体にメリットが発生するそうです。
それは何かと言うと公共工事関連の入札です。
入札の際に何人建設業経理士が居るか?と言うのが入札用件になるそうなのです。
ですから、会社としては居ないよりも居たほうがよく、
入札に参加できるきっかけもできるわけです。
逆に言い方は悪いのですが、3級以下はあまり受けてもメリットがないと私は思っています。
試験概要
試験のほうですが年2回、3月と9月に開催されます。
ですから、日商簿記の2月試験を受けると次の月には建設業経理士2級が連続で受けられることになります。
難易度は
日商簿記2級>建設業経理士2級>日商簿記3級
といった感じで、よく言われますが日商簿記2級レベルがあれば楽に受かるといわれています。
結論から言えば、まったくその通りだと思います。
使用教材
使った教材と言うと、かなりニッチな資格のためTACさんの教材くらいしか見当たらず、
結局そのまま「スッキリわかる 建築業経理士2級」と
「合格するための過去問題集 建設業経理士2級」
を使用しました。
これも大きな改正点等はないため両方とも最新版ではなく中古品の格安のものを購入
3.4年前のものだったと思います。それで十分です。
勉強方法は基本原理と原則は日商簿記2級の勉強で学んでいるため、勘定科目の違いや決算書
等の記入の仕方などをさらっと覚えてしまえばいいのでその部分だけテキストで1回じっくり読み、あとは建設経理士の問題に慣れればよいという感じです。
ですので、テキストも殆ど読み飛ばしができてしまうためあまりテキストを読まないのです。
そのため私はあえて新品を買うまでもなく中古品の古本で十分だと判断しました。
後は基本に戻って過去問題を解くだけです。
時間もなかったので基本は1回、回したのみで間違えた部分だけ二回やりました。
そして試験ですが、やはり簡単でした。
日商簿記の2級のときと比べて修了時点で「たぶん大丈夫だろう。」と感じたくらいです。
ある意味、そのぐらいのレベルです。
使えるか使えないかは、今の段階ではまったくわかりませんが、日商簿記2級を受けているならおまけ資格として取っておいてもいいのかな?と思います。