では、今日は昨日の衛生管理者の紹介の続きをお話したいと思います。
受験資格があり、会社から実務経験の証明書をもらえたら申し込み受験となります。
私の場合は東京の片田舎ですので安全衛生技術試験協会の関東センターに申し込みします。
ここで、気がつく方がいらっしゃると思いますが、そう、ここは前に設備系資格のボイラー技士2級を受験した場所と同じなのです。
ですから、またまた千葉県の市原まで遠出することになります。
前回同様、移動が大変なので一回で受かることを目標にがんばります。
因みに、第一種衛生管理者の合格率は45%ほど、二種になると55%ほどになります。
一種だと試験範囲は
関係法令(有害業務10問・有害以外7問)
労働衛生(有害業務10問・有害以外7問)
労働生理 10問
の計5科目
二種だと
関係法令(有害業務10問)
労働衛生(有害業務10問)
労働生理 10問
の計3科目
と成っており、それぞれの科目に足きりが存在し40%を正解していること、および全体で60%以上の正解が必要となります。
ここでまず注意しなければならないのは思った以上に高い合格率と言うことです。
50%前後の合格率なので2回も受ければ受かるだろうという考えは捨てましょう。
範囲も広く、足きりが存在しますので満遍なく確実に勉強をすることが必要です。
ただ、この試験は実務経験が前提の資格であるため実務を実際にしていればある程度の問題は経験上の知識で解けてしまう問題も多々有りますので、苦手な部分を重点的にさえつつ、得意科目の詳細部分を勉強して取りこぼしを少なくするということが大事になります。
私の場合は1ヶ月から1ヶ月半ほどの準備期間で1回で合格することができました。
人にもよりますが、3ヶ月もあれば合格できるのではないかと思います。
使用した教材は
第一種衛生管理者集中レッスン
と詳解第一種衛生管理者過去6回問題集
になります。
勉強方法は今まで同様、テキストを2回ほど読み込み後は過去問をひたすら解くという手順です。 過去問を3回ほど回すころにはかなり力がついていると思われます。 基本、同じ問題が難解も出されているため過去問レベルの試験です。
試験を受けていくと見たこともない問題があちらこちらに出てきますが、過去問を確実に抑えていけば6割り程度は取れていますので、どちらかと言うとテキストをやりこむよりも過去問を何回も解いていき、わからなかったところは過去問の肢をそのまま覚えていくという感じで大丈夫だと思いますし、私はそれで合格しました。 無理に100点を取りに行くのではなく60点が合格なのですから深入りはしないことが慣用だとおもいます。
また、受験時間は3時間もある長丁場です。私が受けていたときは2時間を越えた当たりで人がぞろぞろ出て行きます。周りを気にせず3時間の持ち時間を自分のペースで有効に使い解いていかれるといいでしょう。
早く終わったところで、試験会場は陸の孤島、殆どの方はバスで帰りますが本数が少ないですから、結局バスを待つだけです。
最後に受けてみた私の感想ですが、 私が受けに行ったときは若い方(20代くらいの人)はあまりおらず30代から50代くらいの人が殆どでした。やはりある程度の管理者、責任者クラスの方々が会社の都合等で受けに来る人が多いのかなと感じました。
試験後バスを待っていると、50代くらいの会社からの指示で受けに来たかのような3人くらいのグループの方々が試験の結果について話してられましたが、中には3回目の人も居たようで「今回も難しくてダメだ。」なんて事を話していました。
思うに、受かる人は1回ですんなり受かり、はまっちゃう人は何回も掛かるのかな?そういう意味での合格率50%なのかな?と感じます。 決して難しい試験ではありません。独学で基本的な勉強をしていれば受かります。
また、この資格のいいところは労務の基礎がわかる部分もいいなとおもいますので、総務・人事・労務関係のお仕事をする方は今後の仕事に役に立つとも居ますのでチャレンジする価値はあると思います。