今日は3級合格によってやっと受験できるようになったFP2級技能士についてご紹介いたしたいと思います。
まず、最初に申し上げますが、3級の受験時と比べると1回りも2回りも難易度が高くなります。
全体的な範囲は同じなのですがより細かく、実務的になるといった感じです。
3級のときのようにチャチャっとテキストを軽く読んで受かるような試験ではありません。
一般的に初めから未経験で受験するとすれば半年は受験期間が必要であるといわれていますが、ある程度基本的な知識のある人であるならば1ヶ月半もあれば合格するのではないかと思います。
実際私は、11月に3冷凍機械の試験を受けて12月から勉強を開始し翌1月の試験で一発合格しましたので2ヶ月も掛かりませんでした。
では、使用したテキストについてご紹介いたします。
私はテキスト、過去問ともにTACさんの
「みんなが欲しかった FP2級テキスト・過去問」
を使用しました。
因みにですが、このテキスト・過去問で試験で満点を取ることは無理だと思います。
でも、これだけやっていれば合格点は確実に取れると思います。
FPの試験は範囲が広いため、いろいろなものに手を出す人が居ますが、私としてはいろいろな所に手を出してしまうくらいなら一冊の基本テキストをじっくりやって確実に合格点を取って切り抜ける。と言うのが合格のための近道だと思います。
また、3級のご説明の際にもお話しましたが、FPと言う資格は範囲が広いのですが、たとえば私のように総務の仕事を長年やっていると仕事内容と試験内容がかぶる範囲が多いため、勉強を始める前に既に知識や経験として知っている知識が多々あります。それを(基礎知識)と呼ばせていただきますが、その人の生活環境や普段のお仕事によって全く基礎力が異なってしまうため一概に勉強期間がどのくらいだとかいうことはできないと思います。
私はたまたま1ヶ月半ほどの準備で合格(学科・技能ともに8割はとっていました。)してしまいましたが、これはあくまでラッキーだっただけの話であり、前提知識なく3級を合格しそのまま2級に来た場合やはり半年は勉強期間として必要であると思われますので、日々の勉強の継続を念頭に置いた学習が必要になると思います。
勉強方法
得意・不得意科目の認識
まず、私の場合ですが、経験上基礎知識がある程度有ったため6分野のなかで
得意な科目 不動産、相続事業承継
普通な科目 タックスプラン・リスク管理
不得意科目 ライフプランと資金計画・金融資産運用
得意な科目は何もしなくても7割以上は得点できる
普通科目 何もしないと4割から5割前後の得点率
不得意科目 何もしないと3割り以下
ここで私の戦略ですが、この試験は6割で合格の試験なので初めから満点をとることはせず、不得意科目を5割り程度の正答率にしたら後は得意分野で稼いで、全体的に6割を確保する。と言う戦略を練りました。
やはり、得意科目の勉強は楽しいのです。一方不得意科目は辛いのですが、辛い辛いといっても
基本的なところをやれば半分くらいなら取れる、半分落としてもいいんだから。とある意味余裕を持って。
言い方は悪いですが、試験は受かったもの勝ちです。
短期間で効率よく受かるための戦略は大事だと思いますので、
そこはどこかで割りきりが必要かとおもいます。
後は、勉強方法はいつもと同じ、テキスト一読して過去問題を潰していくの繰り返し。
特に実務はしっかり計算問題が出てきますので学科40%技能60%の比重で勉強していきました。
最後に私の個人的な感想なのですが、サラリーマンで働きながら受験の方は1月の試験が一番
受けやすいように思います。私の場合は1ヶ月半ほどで合格できてしまったわけですが、それには
少し理由があるのです。一番の理由は固めて勉強する時間が取れたということです。
仕事柄、確かに12月って忙しいのですが、28日ぐらいから会社は休みになり1週間ほど年末年始休暇に入ります。更に1月の仕事始めからしばらくはあいさつ回り程度で会社は忙しくなく成人式が終わるぐらいまではお正月ムードで集中して勉強できる時間が確保できた。と言うのも大きな短期合格の理由です。