2級ボイラー技士の資格についてお話したいと思います。
まずボイラーって何だ?
って言う話になるわけですが、簡単に言えば大型の暖房器具です。
大きな建物になれば冬は寒いので暖房器具をつけて室内を暖めますよね。
まさにその管理運転がボイラー技士のやくわりです。
一般に、とんでもなく大きなショッピングモールなどを除けば
対外は2級ぐらいでまかなえるのかな?と思います。
ちなみに私の勤めていた製造工場は小規模だったため簡易ボイラー
という資格自体不要な小さなボイラーがありました。
また、ボイラーは石油系の燃料を使って火をおこすこととが多いため
ここで危険物乙4類との相性が出てきます。
しかし、最近は石油価格の高騰や火を使うことによる防災問題など
いろいろな問題もありボイラーを辞めてエアコンなど電気系の暖房器具に
変化していることが多く見られます。
(高層マンションなどはガスではなくオール電化ですよね。
同じイメージでよいと思います。)
ので、資格自体の需要というのは昔ほど重要視されていない
のではないかと思われます。
つまり、電気を使うわけで電気に関するる知識と技術というものが
今後より重要に成ってくる。
電気工事士の資格がとても大事。ということにも繋がるわけなのです。
とはいえ、建物・ビルなどは新しいものよりも古いもののほうが
たくさん存在します。
建物は作った後も既存するわけですから、ボイラー設備のある建物も
当然存在している。設備を廃止して新しいものを取り付けるにも、
既に建ててしまった建物を壊してあらたに別のものを設置することは
容易ではありません。既に建物という規格が存在しているからです。
したがって管理・運転する人が必要になるという流れは当時の建物が
なくならない限り必要枠であると考えます。
ですから持っていて損はないものといえるのではないでしょうか?
それでは、取得についての流れですがまず個人的にビルメン4資格のなかで
この試験が一番簡単でした。なぜなら過去問のみで受かるからです。
難しい知識は必要ではなく私は、
「コンデックス情報研究所」さんの
詳解 2級ボイラー技士過去6回問題集
という過去問題集のみで合格できました。
テキストは使用していません。
この過去問のいいところは問題と解答が分解でき、解答の冊子を
読んでいき脚の解答ごと覚えてしまうだけで合格レベルに到達する
ということです。
またサイズ的に電車の通勤電車で立ちながらでも読めるものなので
いわゆる「~しながら勉強」ができるのもよかったと思います。
また補足ですが、平成28年度、2016年の6月に私は受験し合格しましたが、
私が購入した過去問は2013年度版の中古です。
3回まわしました。
たしか700円くらいだったと思います。
つまり、何年たっても過去問ベースで受かる試験なので近年の過去問集が
あれば必ずしも最新版をあえて高いお金出して買う必要がないのではないかと
思うのです。
もし試験直前不安があれば、ネット上に落ちている最新版の問題を解いて
実力を確認すればよいのではないかと思います。
古い過去問でもきっちりやっていれば合格点は取れるはずです。
仮に合格点が取れていないのであれば、それはちゃんと過去問の基本知識が
正確に記憶できていないということになります。
基礎がきっちり判っていれば合格点の6割りはとれるはずです。
逆に言うと4割りは捨ててもいいと初めから思って勉強することも大事です。
というか私は全ての資格そう思ってやっています。
100点取っても60点で受かっても資格は資格です。
少ない勉強時間と投資(費用)で最低合格ラインで受かる。
ただし、「これは肌に合わない、難しい」と感じ、
それでも欲しい資格なら投資は惜しまない。が基本コンセプトになります。
そして最後に勉強以外の注意点について少し触れたいと思います。
まず、私は東京在住なので関東センターに受験しに行くことになるのですが、
関東センターというのは千葉の市原市にありさらに悪いことに
駅から結構離れています。
試験当日は駅から臨時バスが出ていて、私が受験したときは会場が満員で
バスもぎゅうぎゅう詰めでした。
試験が終わった後、最初の感想は
「こんな辺鄙な場所にもう来たくない。一回で受かりたいな。」でしたね。
体力的な余裕を持っておきましょう。
つぎに、試験の時間が長いこと。
3時間の長丁場ですが殆どの人は2時間もすればかなりの人が退出し始めます。
周りに惑わされずに自分のペースでやることを心がけてください。
早く出ても、帰りのバスの本数は少ないので早く出たところで
バス待ちしているわけですから、あわてて退席する必要はありません。
6割できれば合格するという心の余裕を持つ。
半分+1割で合格と考えれば気持ちも楽になる。
しかも、来月も試験はある。