まず、私がビルメン4点セットのうち最初に取得したのは危険物の乙4資格です。
自分の人生の中で、自動車免許の次にとった資格です。
実は、この資格だけはかなり前に取得していました。
大学生のころにガソリンスタンドでバイトをしていまして、乙4を取ると当時は
バイト代が時給で50円か100円アップしたのを覚えています。
また、バイト先の社長さんが地元消防団の方というのもあり、防災関係にはとても
熱心で、2日間の試験対策講座の費用も出してくれたことを覚えています。
さらに、この乙四という試験は需要が多いため、東京都の場合1ヶ月のうちに数回
試験が開催されています。他県の場合1ヶ月に1回開催されればいいところで、この
点、東京近郊の方々はかなり取りやすい資格と言っていいでしょう。
逆に言うといつでも取れる資格ということになります。
たとえば、受けやすさからご紹介すると、ボイラー技士2級の資格も原則毎月1回
各地域のセンターで試験が開催されています。
(しかし、ブロックで分かれているため、たとえば私のような東京の人間だと千葉の
市原市の関東センターまで行かなければ成りません。ここがかなり遠いのです。)
つぎに電気工事士2種ですが年に前期と後期の2回試験があります。因みにですが、
私が試験を受けた28年度の試験は前期と後期の試験のうち受験することができたのは
いずれか1回でしたが、今回の改正で前期後期いずれも受験することが可能になった
そうです。
つまり年2回受験できるということになります。
そして、最後が3種冷凍なわけですが、これは年に1回の一発試験になります。
(いつも大体11月試験)
後々触れますが、講習受講の学科試験の一部免除を使わずに合格を目指す場合は
近年難化傾向にありとても注意が必要です。
個人的には4点セットの中で一番難しい試験だと思っています。
ここまでの話をまとめると。
年間の受験開催回数の多い順に
危険物乙4>ボイラー技士2級>2種電気工事士>3種冷凍機械
となります。
さらに補足で、個人的な難易度の順は
ボイラー技士2級<危険物乙4≦電気工事士<3種冷凍機械
3冷が一番のキモだと思います。
話を危険物乙4に戻して、理科、いわゆる私を含めて化け学、元素記号等
を良くわからない方は、手っ取り早くどこかの講習等に参加してある程度
出るところを絞ってもらった上で勉強することが一番取得の早道だと感じます。
私は講習会に2日参加しましたが、講義中に「重要・良く出る」と講師が
言ったことのみ2週間勉強し合格できました。
受講したのは(公財)東京防災救急協会の
危険物取扱者試験(乙4類)受験準備講習会です。
使用テキストが2.3あり教材を2.3回読み、指摘されたところの記憶と暗記。
過去問を2.3回転回したときには合格レベルにはなっていると思います。
ただし、テキスト自体はあまり使いやすいものではありませんでした。
講義中に指摘された部分のみで結果的に合格できたわけですから、
指摘されなかった所はあまり見ていない。すなわち、テキストとしては
短期合格のための知識以上の情報量が含まれているのでこのテキストで
独学でやるとメリハリがなくなり時間が掛かってしまうような気がします。
あくまで講義とセットというイメージのほうが良いのかな?
と思います。
確かに費用は掛かってしまいますが、全く苦手な化学の分野で、且つ試験の
傾向もわからないのならば受験対策用の講座を取って一発で受かるほうが
コストパフォーマンス的にはいいのではないかと思います。