今日は前回お話した電気工事士1種資格に受かるともらえる特典についてお話したいと思います。
前に電気工事士は1種と2種があり、簡単にその差は、2種は一般家庭用のみ、1種は一般家庭用・工場(自家用)等両方と言うような説明をしたかと思います。
しかし、実際には2種免許を取得し、3年以上の実務経験があると、お金を払って認定電気工事従事者講習なるものを受講すると、工場(自家用)の簡易なものについては扱える認定電気工事従事者資格というのがもらえてしまいます。(年に数回、一定の期間に行われる)
つまり広い意味でいうと、2種の資格を持って、3年経験をつめば講習をうけることで自家用と自家用の一部ができるということになるわけです。
やはり、実務経験と言うのが出てきます。
しかし、ここで1種試験の合格というのがちょっと意味を持ってます。
と言うのは、前にもお話しましたが、1種試験に合格しても実務経験がないとただの合格者であり、1種免許資格者ではないのですが、1種の合格者になるとそれだけで先ほど述べた認定電気工事従事者講習の実務経験3年と言うのがなくなり、しかも講習を受講せずとも申請するだけで認定電気工事従事者資格がおまけとして与えられるのです。
(仮に2種を取らず1種を受かったという方がもし居た場合、その人は5年間実務経験をつまないと免許はもらえず、それまで自家用の簡易なものしか仕事ができない。これでは全く仕事にならないでしょう。やはり2種は必要なのです。)
すなわち、2種免許と1種合格だけでスタートの時点から、広い意味で一般家庭用と自家用の簡易工事ができてしまうわけなのです。これは電気工事会社に勤める際にアピールになります。
なぜなら、スタートの時点でただの2種より仕事のできる幅が広いわけですから雇う側からすれば重宝でしょう。転職の際のアピールにもなると思います。
転職は採用競争ですから、個性があったほうに価値が生まれます。
また、仕事をしながら2種の方よりも自家用工事の実務ノウハウを3年も早く学べるというわけですから、経験をつむことは独立開業を目指している方にとっては大きな財産となると思います。
今年の4月から電気工事士2種前期試験を目指して勉強を開始して合格し、そのまま秋の1種を受けてダブル合格することは全く不可能ではありません。私のように何の知識もなかった文系人間が1年(正確には8ヶ月)で一気に1種合格まで駆け上がることは全く難しいことではないのです。
要はやるか、やらないか。
自分を変えたいか、変えたくないか。
それだけです。
折角2種を取ったんだったら、一気に工事士のてっぺんまで上がってみませんか?
また、工事士のてっぺんに上ることで更に電検3種とかのハイグレード電気管理者資格が見えてくると思います。